Robert
記事一覧
はじめに
本ウェブサイトを訪問してくださりありがとうございます。このサイトは法面工事に携わる技術者にとって、ICTを活用する際の文字通りデータベースとなれるよう作成しています。法面工事では、ICT建設機械で施工できる現場がほぼなく、ICTを活用しても生産性という面では飛躍的な向上が見込めません。さら
法面工事におけるICT活用のメリット
法面工事ではICTを活用しても施工性や生産性が格段に向上しません。土工とは異なり、ICT建設機械などで施工できないからです。法面整形工だけは例外ではありますが、ICT建設機械で法面整形ができて面管理できる法面は、稀なケースです。法面工事におけるICT活用のメリットは、施工性の向上よりも安全
3次元点群データ上での法枠工の出来形管理例
3次元計測で法枠工の出来形計測に必要な要求計測精度を満たすことができたら、点群データ上で出来形を管理することができます。本例は、TREND POINTを使用した例です。出来形計測では写真も整理する必要があります。点群の全景で計測ヵ所を示して、寸法値が見える近景まで近寄るまでの各段階でスクリーンショ
兵庫県のICT法面工活用
兵庫県のICT活用工事は、兵庫県のウェブサイトに整理されています。ICT法面工に関する試行要領や基準類も整理して記載されているので、他県の方ものぞいてみると参考になります。
島根県のICT法面工実績
島根県におけるICT活用工事実績や各工種の実施方針や実施要領は島根県のHPに公開されています。島年県では、令和3年まででICT法面工の実績が7件あります。
滋賀県土木交通部ICT活用実施方針および実施要領
滋賀県におけるICT活用実施方針は、こちらをご参照ください。ICT活用を行うことによる積算や加点の項目も令和4年10月に最新版が改訂されています。
法枠工における出来形計測方法
ICT法面工において法枠工の出来形管理方法を国交省の3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)より抜粋して紹介します。法枠工においては、法長や延長に加えて、桁中心間隔と桁幅・桁高を計測することが認められていいます。3次元点群データで法枠のエッジをはっきりだすのは難易度が高く、要求計
出来形管理における3次元測量の要求計測精度
UAVやTLSによる3次元測量を行った後は、まずはその計測精度が出来形管理のための要求計測精度を満たしているか検証します。通常のTS測量でも計測誤差を検証してからその基準点を施工に使いますが、それと同じことを3次元計測データにも行います。施工者ももちろん、監督職員も検査職員も、そもそもその
ICT施工の対象工種(法面工)拡大の流れ
平成28年度から始まったi-Constructionは、その後工種の拡大を続けてきました。ICT法面工が追加されたのは、令和元年度(吹付工)でした。その後、令和2年度に吹付法枠工が追加されました。(以下、国交省より)
法面の3次元測量機器
ICT法面工の3次元測量に使われるのは主に下記の3つです。・ドローン(UAV)写真測量・地上型レーザースキャナー(TLS)・UAVレーザー測量法面という現場の特性上、死角なく点群データを作成するためには地上型レーザースキャナーとUAVが併用される例が多いです。いずれの測量機