UAV写真測量の際のデータを計測後に補正できるPPKについて、KLAU PPKというソフトウェアを使った処理の手順を紹介します。リアルタイムでドローンの位置情報などを補正するRTKに対して、PPKは、計測後のデータを後処理で補正することができます。
KLAU PPKを使ったPPK処理の流れ
1.Rinexファイル(.bin)をインポートする
2.タイムスタンプまたはMRKファイル(.MRK)をインポートする
3.基準局側のRinexファイルをインポートする(オンライン上でVRS補正情報を受取る)
4.GPSデータの処理
5.画像フォルダーを開いて座標系の設定
6.csv出力で補正データを保存
まずは、KLAUPPKにRinexファイルをインポートします。
![2. KLAU PPK_Rinexファイルインポート](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/2.-KLAU-PPK_Rinexファイルインポート-1024x438.jpg)
続いて、MRKファイルをインポートします。
![3. KLAU PPK_MRKファイルインポートJPG](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/3.-KLAU-PPK_MRKファイルインポートJPG-1024x402.jpg)
基準局側のRinexファイルをインポートします。
![4. KLAU PPK_基準局Rinexファイルインポート](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/4.-KLAU-PPK_基準局Rinexファイルインポート-1-1024x518.jpg)
GPSデータの処理を開始します。
クリックするだけで処理が完了します。
処理が終わったら、画像フォルダを開きます。
![5. KLAU PPK_GPSデータ処理](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/5.-KLAU-PPK_GPSデータ処理-1024x501.jpg)
データを画像フォルダに保存します。
![6. KLAU PPK_画像フォルダ保存](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/6.-KLAU-PPK_画像フォルダ保存.jpg)
座標系を変換します。
世界座標系を選択します。
![7. KLAU PPK_座標系変換](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/7.-KLAU-PPK_座標系変換-1024x594.jpg)
現場にあった座標系を選択します。
![8. KLAU PPK_座標系変換](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/8.-KLAU-PPK_座標系変換.jpg)
現場の高さ基準面を選択します。
![9. KLAU PPK_高さ基準面選択](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/9.-KLAU-PPK_高さ基準面選択.jpg)
![10. KLAU PPK_ジオイドモデル選択](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/10.-KLAU-PPK_ジオイドモデル選択.jpg)
座標系と高さ基準面の設定ができたら、適用をクリックします。
![11. KLAU PPK_世界座標系選択](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/11.-KLAU-PPK_世界座標系選択.jpg)
画像ごとに処理された座標値をCSV出力して補正データを保存したら完了です。
![12. KLAU PPK_座標のcsv出力](https://ictnorimen.com/wp-content/uploads/2023/02/12.-KLAU-PPK_座標のcsv出力-1024x454.jpg)
このデータは、写真測量データを点群に処理する際に活用します。
以上が、KLAU PPKを使ったPPK処理の作業工程です。