ICT法面工_法枠TIN

法面工事におけるICT活用のメリット

法面工事ではICTを活用しても施工性や生産性が格段に向上しません。
土工とは異なり、ICT建設機械などで施工できないからです。法面整形工だけは例外ではありますが、ICT建設機械で法面整形ができて面管理できる法面は、稀なケースです。

法面工事におけるICT活用のメリットは、施工性の向上よりも安全性の向上にあります。
現場管理において点群データ上での出来形計測などが認められたことで、法面上での管理作業時間を大きく削減することができます。
たとえば、法枠の桁延長を計測する場合、従来では管理者も作業者も桁に並んで50mテープなどを押さえつつ計測を行っていました。ICTを活用すれば、パソコン上のクリックで済ますことができます。

そして、これまで法面現場では考えられなかったことですが、現場での測量を女性が担えます。点群データ上での出来形管理もそのまま若手や女性技術者が活躍する場となっています。

法面工事において、安全性の向上と担い手確保を同時に達成することができるのがICT法面工のメリットの一つです。

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