ICT法面工の3次元測量に使われるのは主に下記の3つです。
・ドローン(UAV)写真測量
・地上型レーザースキャナー(TLS)
・UAVレーザー測量
法面という現場の特性上、死角なく点群データを作成するためには地上型レーザースキャナーとUAVが併用される例が多いです。
いずれの測量機器や手法を選択しても、起工測量や出来形計測における計測精度を満たしていることが重要です。上記3つの中で出来形管理に用いるには、UAVのレーザー測量はまた精度が出ないため難しいでしょう。
また、起工測量においても伐採前の場合は、UAV写真測量は実施できないので、TLSを山の中で持ち歩いて何度も計測するか、UAVレーザーでなんとか計測するかということになります。
従来は起工測量の横断測量のために測線だけ伐採したりもしましたが、3次元計測は面で点群を取得するので、伐採後に起工測量をすればよいです。
ただし、法面整形・法面清掃を行う前に計測することが施工管理上必須です。