ICT法面工において法枠工の出来形管理方法を国交省の3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)より抜粋して紹介します。
法枠工においては、法長や延長に加えて、桁中心間隔と桁幅・桁高を計測することが認められていいます。
3次元点群データで法枠のエッジをはっきりだすのは難易度が高く、要求計測精度を満たしたとしても出来形が計測できる点群密度があるかどうはまた別の問題となります。
また、桁幅・桁高を点群データ計測する場合は、従来の出来形管理のように枠内のモルタルや植生基材を吹き付ける前に点群を取得しておくことが必須です。
鉄筋挿入工を施工する場合は時間的な余裕がありますが、鉄筋挿入工なしの場合は法枠吹付後すぐに枠内の植生基材などを吹きつけるので、その前に3次元計測を行います。
出来形算出ガイドに記載されている出来形計測方法は下記の通りです。
計測された点群の密度や質に応じてほかの計測も行えるので監督職員と協議が必要です。
以下の計測項目のなかでは、法枠の桁高の計測方法が最も難易度が高いです。