UAV写真測量の際のデータを計測後に補正できるPPKについて、KLAU PPKというソフトウェアを使った処理の手順を紹介します。リアルタイムでドローンの位置情報などを補正するRTKに対して、PPKは、計測後のデータを後処理で補正することができます。
KLAU PPKを使ったPPK処理の流れ
1.Rinexファイル(.bin)をインポートする
2.タイムスタンプまたはMRKファイル(.MRK)をインポートする
3.基準局側のRinexファイルをインポートする(オンライン上でVRS補正情報を受取る)
4.GPSデータの処理
5.画像フォルダーを開いて座標系の設定
6.csv出力で補正データを保存
まずは、KLAUPPKにRinexファイルをインポートします。
続いて、MRKファイルをインポートします。
基準局側のRinexファイルをインポートします。
GPSデータの処理を開始します。
クリックするだけで処理が完了します。
処理が終わったら、画像フォルダを開きます。
データを画像フォルダに保存します。
座標系を変換します。
世界座標系を選択します。
現場にあった座標系を選択します。
現場の高さ基準面を選択します。
座標系と高さ基準面の設定ができたら、適用をクリックします。
画像ごとに処理された座標値をCSV出力して補正データを保存したら完了です。
このデータは、写真測量データを点群に処理する際に活用します。
以上が、KLAU PPKを使ったPPK処理の作業工程です。